連載の4作め。今回でラストです。1作めはこちらからどうぞ。
☆まとめ(小池百合子氏に言いたいこと)
小池百合子氏が本記事をご覧になる確率はそれこそゼロと思われますが、最後に私から小池氏に言いたいこと(の一部)を記して、書評の結びと致します。
詳細は本書に譲りますが、小池氏は恵まれない幼少期をお過ごしになったようです。
時代背景もあるし、同情すべき点は多い。でも犯罪は犯罪です。
もしも小池氏が、次の都知事選に出馬しない、政界も引退すると仰るのであれば、私はこれ以上は殊更に過去の嘘や罪を暴きたいとは思わないし、そのことに何の興味もありません。 しかし、公人を続けると仰るのであれば、良識を保持したいと願う一都民としては、全力で抗わざるを得ないと思っています。
本書は、数多の状況証拠や物証を伴う、重大な告発です。
公人である小池氏には、10日とも言われる都知事選の出馬表明において、本書の内容について弁明する義務があると考えます。学歴の問題のみならず、そのすべての内容について、認否を明らかにした上で、認める項目については謝罪をし、否認する項目については否認理由を明らかにしなければなりません。
何か崇高な理想があって、こういう世の中にしたい、弱い立場で困っている社会的弱者を救いたい、などの願いがある人のとって、政治家というのはとても魅力ある選択の一つでしょう。
しかし、そんなものはなく、パフォーマンスしかできないのであれば、そもそも何のために政治家を続けたいのか、大いに疑問です。
四十代の私ですら、人生の折り返しを意識します。小池氏におかれましては、そろそろ、本当の幸せとは何かを考えて探しはじめないと後悔するステージではないでしょうか。
人を欺き続けて、権力と地位とお金を手に入れる。そんな人生で本当に満足でしょうか。
小池氏にはぜひ、出処進退について再考していただき、本当の意味で幸せになっていただきたいです。
そして、小池氏に変革を求めるだけでなく、私たち都民や国民こそ変革すべきと心得ます。
次の都知事選で小池氏を落とせるくらいには賢くなれるよう願って已みませんし、そのための努力は惜しまない決意です。
最後までお読みいただき、真にありがとうございました。
ぜひ本書もお読みになってください。