続きです。以下の記事も併せてごらんください。
☆財政面に大きな違いか?
1 社会的弱者を徹底して守ろうとする共通点
日ごろからの主張から予想されるとおり、
お二人の政策にはかなりの共通点が見られます。
貧困に苦しむ社会的弱者の生活や命を守る、という姿勢が徹底されていることです。
補償の充実、オリンピック・パラリンピック中止、カジノ中止、など多くの共通点があります。
都立病院の独立法人化の中止も、お二人ともが明言しています。
医療従事者を守る、病院を守る、という姿勢も共通しているといってよいでしょう。
要は、お二人とも、小池都政にNOを突きつけているということになります。
2 お二人の相違点に注目してみると
では、違いはどこかという話ですが、以下の2点になろうかと思います。
〇財政面
〇補償の中身について、山本太郎氏のほうが具体的かつ規模が大きい
宇都宮けんじ先生は、「道路政策など不要と思われるところの予算を削り、その分を補償に充てる」としているのに対し、
山本太郎氏は、「この事態では、無駄を削って、あっちの予算をこっちに変えて、
というチマチマしたものじゃ、到底追いつかない」とした上で(公式ページより引用)
「20兆円規模の地方債を東京都独自に起債する」
という、具体的かつ大胆な案を提示しています。
山本太郎氏は、「実質公債費比率」という数値を具体的に示しながら、
20兆円の地方債起債は可能だと説明したうえで、
コロナ第2波、第3波がきたときに、迅速かつ手厚い補償を実施する、
と明言し、その内容も具体的に明かしています。
・都民全員にまず10万円
・中小企業・個人事業主に「まずはサッサと100万円」を支給。
・「スピード感」ではなく、「スピード」を重視。
などの文言には、遅々とした持続化給付金や東京都休業協力金などに対する
痛烈な皮肉が利いています。
※「実質公債費比率」については、記事を改めて詳しく取り上げる予定です。
☆(中間)まとめ
以上、宇都宮けんじ先生と山本太郎氏が掲げた公約を徹底比較してみました。
ただし、両者とも「暫定版」である点には留意が必要です。
今後、政策論争や有権者とのコミュニケーションを経て、更に拡充・進化していくものと思いますし、私たち有権者もそうなるように積極的にはたらきかけていく必要があります。
宇都宮けんじ先生の出馬会見は5/27でした。
約3週間遅れての山本太郎氏の政策は、さすが宇都宮けんじ先生との違いを明瞭に出してきたなと思わせる、かなり練られたものである、という印象を私は受けました。
今後、宇都宮けんじ先生が、山本太郎氏との差別化、自身のプライオリティーをどのように打ち出してくるか、注目したいところです。
※コペルくんwithアヤ先生は、都知事選2020の投票率を過去最高にするべく活動しています。ぜひ、多くの方に拡散してください。みんなで都知事選の政策論争を盛り上げていきましょう!
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