続きです。その1はこちら。
☆まとめ 思考停止は重罪である
以上、小池百合子の虚飾と、なぜそんなヤツが「圧勝」と持ち上げられるのかについて、言い換えれば日本の病理について論考しました。
概して、日本人は変化を嫌うそうです。
また、沈黙は金、空気を読む、我慢する、などを美徳だと思いがちです。
自分でモノを考えたり論理的に考えて主張することが苦手で、できれば誰かに決めてほしい、命じてほしい、と考えがちなようです。
自己責任、という言葉が大好きで、失敗やつまずきを本人にのみ帰責してしまう傾向が強いようです。
しかし、上記は美徳でも何でもない、ただの思考停止です。
そして、「何となく小池がいい」「小池しかいない」「どうせ選挙行っても変わらないし誰がやっても同じ」などのふわっとした思考停止による民意が、練馬区のとんかつ屋さんを焼身自殺に追い込み、医療従事者を過酷な状況に追いやり、未来に希望の持てないギスギスした社会を作っているのです。
変化を嫌うといいながら、日本はここ20~30年で明らかに悪化しています。
茹でられたカエルの如く、そのことに気づかないでいるのは滑稽です。
いえ、滑稽なだけでなく、非常に罪深いことと自覚しなければいけません。
マスコミの罪は重いですが、改革には時間がかかるでしょう。
私たち一人ひとりが賢くなるしかありません。自らに主権者教育を施しましょう。
ところで、こちらの写真をご覧ください。

日本人は、「新型コロナに感染する人は自業自得だと思う」と回答した割合が欧米人の約10倍も高かった、という調査結果です。
自粛警察の跋扈や、コロナ感染者が謝罪せざるを得ない状況がこの調査結果が正しいことを裏づけています。
私は、この調査結果を、「日本人の民度は欧米の10倍も低い」と読み解きたいと思います。
何でもかんでも個人に帰責することは、問題の矮小化に他なりません。
そんな思考停止を続けていたら永遠に問題が真に解決されることはないでしょう。
山本太郎氏の言葉じゃないですが、頑張るべきは個人じゃなくて政治です。
個人はもう十分に頑張っています。
そして宇都宮けんじ先生や長崎県の高校生平和大使の言葉を借りれば、
私たち一人ひとりは微力ではあるが決して無力ではありません。
コロナ禍にあって知事を選べる、しかも宇都宮けんじ先生と山本太郎氏という選択肢のある東京都民は、近年稀にみるくらいの幸せです。
正しく一票を行使して、投票率を過去最高にしましょう。
コロナをバネにして、東京から日本が変わることを願って已みません。
最後までお読みいただき真にありがとうございました。