続きです。その1はこちら。
☆まとめ それぞれが役割を果たすことでのみ「良き社会」は作られる
1 宇都宮陣営の果たした役割
30年以上かけて、サラ金・ヤミ金という巨悪と闘ってきた宇都宮けんじ先生。
弱者に寄り添う温厚な方ですが、巨悪と闘うときは一転、武闘派弁護士の姿になります。
テレビ討論会が行われないことを問題視するや一早く書面で申し入れ&緊急記者会見、
それでも奏功しなければ今度は公開質問状と、
あの手この手で小池知事を引っ張り出そうとする攻撃の仕方は、さすが弁護士です。
私は、今回の宇都宮陣営の問題提起には、単に自分の選挙を有利にしたいという私利私欲だけでなく、
もっと大きなもののために動いているのを感じます。
小池知事には、著書「女帝小池百合子」において学歴詐称だけでなく数多くの疑惑が既に示されているわけですが、それだけでなく、直近のコロナ対策だけに絞っても、都民の生命と健康を弄び、オリンピック利権と自分の選挙運動を優先したのではないかという、極めて重大な嫌疑がかかっている、ということを丁寧なデータや行政文書などの分析によって論理的に明らかにしたのです。
結果として、都民や国民が最も知りたい8つの質問事項という形にまとまりました。
大きく言えば、健全な民主主義を維持するのに不可欠な「知る権利」の保障を求める具体的なアクションを起こしたと評価することができると思います。
宇都宮けんじ先生やその支持者だけでなく、みんなでこの意義あるアクションを支えていくべきだと思います。
また、世間は小池知事の「イメージ戦略」にまんまとはまり、
小池都政のコロナ対策がうまくいっていると根拠なく思い込まされている方も多いです。
今回の公開質問状は、それは実は虚飾に過ぎないのではないかという
重大な気づきを都民・国民に提供したという点で、小池知事の回答を待たずして、
このような公開質問状を公表したこと自体に非常に大きな価値があると思います。
2 小池知事の果たすべき役割
回答期限までに、ただ回答するだけでなく誠実に回答すべきです。
現職としても候補者としても、公人として誠実に回答する義務を負うと解すべきです。
小池知事は、コロナ対策はうまくいっていると公言しているわけですから、
回答できない内容ではないはずです。
決してあってはならないことですが、万が一、小池知事が公開質問状に回答しない、
または回答したとしても誠実な内容でなかった場合には、
それは小池都政のコロナ対策がうまくいっていないということの自白であるとみなさざるをえません。
つまり、小池知事のウソが暴かれるということになるわけです。
しかも、小池知事にかけられている嫌疑は、コロナ感染者数という、今の都政、あるいは日本全体にとって第一級に重要な数値を操作しているのではないかという、極めて大きなものです。
小池知事が回答を拒否するということは、つまりこの嫌疑を認めることに他ならないのです。
小池知事が2016年に掲げた公約はどれ一つ達成できていないわけですが、その中の一つ、「徹底した情報公開をする」という内容を「東京大改革」の一丁目一番地として言っていたのです。
今こそそれを果たしてもらう必要があります。
公開質問状に誠実に回答しないということは、
都民の生存権を守る気がないという意思表示に等しく、
都知事を続ける資格も政治家としての資質もないものと断じざるを得ません。
(続きます…)
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