☆ 仮処分の威力
政権との闘い方の一つとして、「仮処分」について紹介しておきます。
栃木県と東京都の住民計3人が16日、東京地裁に「Go to キャンペーン」の事業停止を求める仮処分を申請しました。
「仮処分」とは民事保全法に基づく司法上の手続きです。例えば、
✅ある雑誌にプライバシー侵害の記事があり、大至急出版を停止したい
✅大至急、ストーカーから身を守る必要がある(接近禁止の仮処分)
✅不当解雇されたので給料や従業員としての地位を維持したまま解雇無効を争う
などの場合に利用されます。
以上は民事の手続きの例ですが、行政上の例としては、広島高裁が仮処分で四国電力・伊方原子力発電所(愛媛県)を止めた例などがあります(2020年1月)。
稼働中の原発すら止める威力がある仮処分ですから、欠陥だらけの「Go to キャンペーン」が停止を命じられてもまったくおかしくはないのです。
☆映画「Back to the Future」に見る日本の評価
7/12日付、ゆきさんのツイートが大変印象的でした。
日本はいつの間に
こんなに恥ずかしい国
になってしまったのか。
少なくとも、
私が子供の頃は
違ったと思う。 https://t.co/8Zt7cLe5aa— ゆき (@o_ktjpm) July 12, 2020
このツイートを拝見して、私は1985年のアメリカ映画「Back to the Future」を思い出しました。
作中、主人公のマーティはふとしたことがきっかけで過去にタイムスリップしてしまうのですが、1955年のドクは粗悪品として、1985年のマーティは逸品として、各々「日本製(made in Japan)」について語る印象的なシーンがあるのです。
30年かけて曲がりなりにも良い国になった日本は、その後35年で最悪の国に凋落してしまったようです。
世界広しと言えども、感染症のパンデミックの懸念がある中で政府が旅行を推進することの是非について真剣に論じている国など一つしかないでしょう。
恥ずかしい限りです。
若い方の中には、物心がついたとき、あるいは政治について記憶があるのは安倍政権から、という方もいると思います。そういう方は、後進国に落ちぶれた今の日本を当たり前だと思ってしまうかもしれません。
しかし、日本の今の惨状は当たり前ではないのです。
(続きます…)
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