続きです。初回記事はこちら。
☆実は出典はセンター試験です
我ながらユニークな良問…と言いたいところですが、実はこれ、
2002年のセンター試験「理科総合」で出題されたものをアレンジしました。
さとしくんとめぐみさんが、秘密道具は実現できるかをテーマに会話する、
という内容で、どこでもドアとスモールライトが題材になりました。
わざわざ実際のマンガまで引用するほどの凝った出題でした笑

わざわざ「どこでもドア」に注釈が入れてあるのがさすがは公的な試験。
いや、みんな知ってるでしょ、って話ではあります笑
数多あるドラえもんの話の中から、このコマを(しかも大長編から!)探してくる試験委員のドラえもん愛に脱帽です。
☆最後に言いたいこと
私から最後に言っておきたいことが2つありますので聴いてください。
1 学生さんにもっと興味を持ってほしい!
この問題は7/13にTwitterで参加型の出題企画としましたが、
参加される方が大人ばっかりだったんですよ。
いや、もちろんそれはそれで嬉しいのですが、
私のフォロワーさんにはいわゆる「勉強垢」を名乗っている中高生も多数いらっしゃるはずなんです。
センター試験の題材になるのですから、高校受験で出たってまったくおかしくない。
勉強にも遊び心は大事ですし、勉強は現実的な思考にも役立つということを知ってほしいです。
もっと中高生の方に興味を持ってほしい題材でした。仮にも勉強垢を名乗るならばなおさら。
2 マーク式は暗記、記述式は思考力、は大きな間違い!
センター試験には、文系理系を問わずこのようなユニークな題材で、かつ受験生の思考力・判断力・表現力を測定しようとする意欲的な問題が多数出題されました。
そのうち当ブログでも特集記事を組みたいです。
安倍政権は、「マーク式では暗記知識しか測れない」と、一見わかりやすくキャッチーなことを言い、センター試験を廃止してしまいました。
その結果どうなったかは、イチイチ書かなくても皆さんご承知でしょう。
共通テストにGo to キャンペーンと、とかく安倍政権はやってる感だけ出そうとして真面目にコツコツやる人々を大混乱に陥れてばかりいます。迷惑千万であります。
だいたい、「マーク式は暗記、記述式は思考力」なんてのは、まともに勉強したことのない短絡極まる思考です。
論文形式の司法試験が、文章ごと覚える受験生を生んでいるのは有名な話です。
マーク式にせよ記述式にせよ、よほど出題を工夫しなければ思考力・判断力・表現力を測定するのは難しいのです。
ぜひ、今回ご紹介したドラえもんの問題を、在るべき受験問題の姿について考える契機にしていただければ幸甚でございます。
最後までお読みいただき真にありがとうございました。

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