ぜひ多くの方に読んでほしい!数学をテーマにした青春小説!
「お任せ!数学屋さん」(全3巻、ポプラ文庫、向井湘吾さん著)
第2回ポプラ社小説新人賞。
☆あらすじ
数学の苦手な中学2年生の天野遥(あまのはるか)のクラスに、不思議な転校生・神之内宙(じんのうちそら)がやってきます。宙は最初の自己紹介でクラス全体に
「将来の夢は、数学で世界を救うことです」
とギャグじゃなく言い放ち、遥の隣の席で謎の店「数学屋さん」をオープンするのです。
最初は半信半疑だった遥ですが、実際に数学で悩みが解決されるところを目の当たりにし、数学屋をお手伝いすることになります。
☆あなたもきっと数学を好きになる
おもしろい!青春ですね!遥や宙の他にも、魅力的なキャラクターがたくさん登場しますよ!
本書のすばらしい点の一つは、実際に数学の話を、しかも決して易しくはない本格的な話を、わかりやすく魅力的に伝えるとともに、ちゃんと日常の身近な悩みを解決することに結びつけている点です。
数学は役に立つ!…ということを豊富な具体例で示しているのです。
ガウス記号、確率と期待値、漸化式に三角比など、学校で勉強する数学の内容が次々に出てきては、恋や部活の悩み事を解決していきます。
特に、告白するべきかしないべきかを判断できる、「恋愛不等式」のエピソードはとても秀逸です。
さらに、普通に中学で学ぶ一次関数を利用した、すばらしい愛の告白も見ることができます。これは必見です!こんな告白されてみたいわ💕
本書を読めば、あなたもきっと数学を好きになれますよ。
☆勉強は役に立つの?という愚問
「サインコサインを勉強して何か意味あるのか」と、よい歳をした大人でも公言している人がいます。大変恥ずかしいことです。
そんなことを言ったら数学だけでなくスマホもパソコンも自動車免許も、持っている(知っている)だけではあまり意味はない。積極的に活用しようとするからこそ人生は豊かになる。
数学や勉強も一緒ですね。
ぜひ1巻だけでも読んでみてください!
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