連載物です。最初の記事はこちら。
☆障害者権利条約
障害者権利条約は2006年に国連で採択され、日本は2013年に批准しました。
優生学に関連のある条文を簡単にご紹介します。(条文の引用は日本政府公定訳によります)
ます10条には、優生学による障害児の産み分けの禁止が謳われています。
次に15条では、「いかなる者も、その自由な同意なしに医学的又は科学的実験を受けない。」とあり、同意のない医学的実験が禁止されています。
そして17条には、「全ての障害者は、他の者との平等を基礎として、その心身がそのままの状態で尊重される権利を有する。」と書かれています。これは「身体的不可侵性」を保障したものであると言われます。
最後に23条には、障害のある人も他の者と平等に、結婚や養子縁組を含めて家族を築く権利を保障されていることや、障害を理由とした断種から保護されることなどが謳われています。
以上、障害者を対象とする条約を見てきましたが、他にも例えばEUの「欧州連合基本権憲章」では、人の選別を目的とした優生学的措置を禁止しています。
結論として、現在の国際的な考え方としては、優生学的措置の一切は禁止されていると見てよいでしょう。
(つづく…)
created by Rinker
¥1,694
(2021/01/23 16:26:58時点 楽天市場調べ-詳細)
(2021/01/23 16:26:58時点 楽天市場調べ-詳細)
created by Rinker
¥946
(2021/01/23 07:29:28時点 楽天市場調べ-詳細)
(2021/01/23 07:29:28時点 楽天市場調べ-詳細)
私のような初心者に超おススメ!オンライン英会話無料体験はこちら