主義・主張

障害者を不幸にしているのは誰か?

連載物です。最初の記事はこちら

☆障害者を不幸にしているのは誰か?

以上、長くなりましたが優生学の歴史的経緯や、日本における最近のできごとと問題発言などについて述べてきました。

ここからは、これらを踏まえた私の考えです。

✅母親が、出生前に最新技術を駆使してまで赤ちゃんの障害の有無を気にするのはどうしてでしょうか。

✅「診断ができるのに受けない」という周囲の非難の声を気にしなければいけないのはなぜでしょうか。そもそもなぜ、そのような非難をする人がいるのでしょうか。

✅51歳のALSの女性は、なぜ医師に自分を殺してほしいなどと頼んだのでしょうか。

答えは、「日本が障害者に冷たい社会だから」ということに尽きます。

仮に、障害者に対する差別なんかなくて、国や自治体も豊かな支援をしてくれるような、障害者福祉の充実した日本であったならば、「生まれてくる我が子に障害があったらどうしよう」「障害を持つ私は生きる価値がない、殺してほしい」などと考える必要はなくなります。

よろしいでしょうか。上にご紹介した問題発言の数々。れいわの支持者ですらも木村英子議員に投げかける数々の暴言。

こうした声が、人を死に追いやっているのです。その罪をまず自覚しなければいけません。

☆死ぬ権利を言う前に生きる権利を保障すべき

✅「死にたいと思う気持ちにも寄り添い尊重すべき」

✅「生きる権利だけでなく死ぬ権利もあるはず」

✅「諸外国では安楽死や尊厳死を認める国もある」

どれも、耳に心地よい、一見(一聴?)するとキャッチーな言葉の数々です。政治家が自信たっぷりにこんなことを言っていたら、思わず支持したくなってしまいますか?

それは騙されていますよ。なぜなら、そもそも「死にたい」などと思わなくて済むような生きやすい社会を作ることこそが政治家の仕事だからです。

人権保障が十分に充実している諸外国であれば、その延長線上として「死ぬ権利」を発想し、一定の要件の下で安楽死や尊厳死を認めるような制度設計も許され得るでしょう。

しかし、今の日本で「死ぬ権利」だけを保障したならば、経済的効率性や生産性ばかりを追い求め、社会的弱者に死を迫るような風潮が生じることは明らかです。RADWINPS野田や石原慎太郎に大量のいいねがついたり、木村英子議員に大量のクソリプがつけられたりする現状を想起すべきです。

物事には順序というものがあると思います。

蔓延する差別の意識は、一朝一夕ですべてをなくすことは容易ではないかもしれません。しかし福祉の充実は、政権がその気になればすぐにでも実行できることです。

一日も早い政権交代が強く望まれます。

なお、政権交代によって進展するのは障害者福祉だけではありません。同性婚、選択的夫婦別姓、待機児童解消、学費・給食等の無償化、男女差別や外国人差別などの解消、検査・医療体制の拡充と十分な補償を前提とした外出自粛・休業要請によるコロナの感染拡大防止など、非常に多岐にわたるということを改めて指摘しておきます。

はっきり言います。日本を生きにくい社会にしているのは自民・公明・維新(と、それに加担して税金の中抜きを目論む既得権益団体)です。

(つづく…)

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