社会・地歴公民

絶対悪VS核抑止論 8/6は入試問題で原爆・核兵器について考えよう! その2

続きです。その1はこちら

☆絶対悪という言葉について

「絶対悪」という言葉は、核兵器禁止条約成立に貢献したICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)がノーベル平和賞を受賞したときにも使われました。

「核兵器は必要悪ではありません。絶対悪なのです。」2017年12月10日夜(日本時間)におこなわれたノルウェー・オスロでのノーベル平和賞授賞式で、サーロー節子さんは力強く演説し大きな感動を呼んだのは記憶に新しいところです。

尤も、NHKはじめ日本のマスコミはあまり積極的にはノーベル平和賞授賞式やサーロー節子さんの演説を取り上げなかったので、ご存じなかった方も存外多いかもしれませんね。

東京女学館中学校のすばらしさ

2018年東京女学館中の入試問題では、問6から問9(問9が最終問題)までが連続して核兵器に関する出題になっていました。問6が本記事でご紹介した問題で、問7は非核三原則の内容、問8は日本が核兵器禁止条約に対し、賛成・反対のどちらの立場もとらなかった理由、問9は原爆の犠牲者にアメリカ人も含まれていた理由、をそれぞれ文章で説明する問題でした。

2017年に核兵器禁止条約が採択されたためか、2018年は核兵器に関する問題を出題した中学校は例年よりやや多かったようです。

しかし、「核兵器禁止条約」という条約名そのものや、条約の成立に貢献してノーベル平和賞を受賞した「ICAN」などの時事用語を問うものは多かったのですが、東京女学館中のように「核とは何か」という本質につながる部分を、多様な切り口から考えさせ記述させるという出題は非常にユニークだったと思います。すばらしい出題だと思います。

☆念のための補足

念のため、上記問7~9のコペル&アヤ作成による解答例もそれぞれ示しておきます。

問7…(核兵器を)持たず、作らず、持ち込ませず

問8…日本は、世界唯一の被爆国でありながら、核兵器禁止条約に反対する立場をとるアメリカの同盟国であるから。

問9…当時の広島にはアメリカ人の捕虜がいたから。

核兵器禁止条約の前文には、日本語の被爆者という言葉がそのまま使われています。

「ヒバクシャが受けた、容認できない苦しみと被害を心に留める」

と記されています。広島、長崎の被爆者が、長年、壮絶な被爆体験を語り続け、核廃絶を求めてきたことへの敬意が込められています。

それなのに肝心の日本政府が核兵器禁止条約に積極的には賛成していないし参加もしていない。どうなんでしょうね。

(続きます…)

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