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75回めの終戦の日に考える「平和主義」と「基本的人権の尊重」の重要な関係 その2

続きです。

☆基本的人権を本気で守ったら戦争なんかできない

一言でいえば、「基本的人権を本気で守ったら戦争なんかできない」ということに尽きます。

例えば、戦時中は空襲で家が焼けてしまったり、食料が配給制になってしまったりしました。これは、「健康で文化的な最低限度の生活」を保障している25条違反です。

また、国民の100%が戦争に賛成することなどあり得ませんね。戦争を開始し維持するためには、戦争に反対する国民の意見を抑えつけたり、反対する者を処罰したりすることが必要です。このことは歴史が証明しています。戦争をするためには表現の自由の侵害は必ずなされるのです。

☆民主主義の究極の理念は「個人の尊厳」

本問のテーマである「平和主義」と「基本的人権の尊重」の関係は戦後民主主義を考える上で非常に大切なことです。

民主主義が目指す究極の理念は「個人の尊厳」です。憲法13条にも、「すべて国民は、個人として尊重される。」とあります。

戦争は、多くの人々の命だけでなく、財産や将来の夢を奪い、自由をも制限します。戦争が「個人の尊厳」と相反するものであることは明らかです。

つまり、基本的人権が尊重されるためにはその国は平和国家でなくてはならないし、平和国家であるためには基本的人権が尊重されていなくてはならないのです。

わかりやすく言えば、「基本的人権のない独裁国家でなければ戦争はできない」とも言えると思います。ですから、戦争を防ぐためには独裁国家の成立を全力で否定する必要があります。

☆周庭さんらの逮捕に思うこと

香港警察の発表や周庭さんの保釈後のコメントなどから、周庭さんの逮捕容疑は、国家安全維持法(以下、「国安法」と表記)29条違反のようです。

国安法29条は、「国家安全保障を脅かす外国または域外勢力との共謀」を処罰対象としています。取り調べで香港警察は周庭さんに、「SNSで国際社会と連携した」ことを逮捕理由として説明したようです。(尤も周庭さんは国安法の成立以後は日本語でのTwitterやデモ活動などをしていないので、遡及処罰なのではないのかとの批判の声も出ています。)

これが政治的弾圧であり、表現の自由の重大な侵害であることは言を俟たないでしょう。以前書いたとおり、集会・結社・表現の自由は民主主義社会における最も重要な人権です。人権を侵害する国安法は廃止されるべきです。人権を守ることは、戦争のない永遠の平和を守ることでもあるのです。

周庭さんの件については、近いうちに特集記事をアップしたいと考えています。

(続きます…)

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