続きです。その1はこちら。
☆要注意の動物
分類を間違えやすい動物を挙げておきます。
✅イルカとクジラは海に棲んでいますが哺乳類です。
✅サメは魚類です。シャチはクジラの仲間なので、哺乳類です。
✅両生類は、カエル、サンショウウオ、イモリを覚えておいてください。
(余談ですが、1985年頃に流行したウーパールーパーはメキシコサンショウウオの仲間です。現役受験生はご存じないでしょうが…😝)
✅カメは爬虫類です!水陸両用のイメージから両生類としてしまう誤答がとても多いので気をつけましょう!
✅カメ以外に有名な爬虫類としては、ワニ、トカゲ、ヘビ、ヤモリを押さえておいてください。
✅イモリは漢字で井守、つまり井戸(水辺)にいるから両生類、と覚えておくとよいです。イモリとヤモリは間違えやすいです。ちなみにタモリは哺乳類です笑😝
✅ペンギンは飛べませんが鳥類です。だから卵を産みます。
☆進化の方向性(基本)
今から言うことはあまり学校で教えてくれないみたいなので、よく聴いてください。
動物の進化とは、「乾燥に耐えられるようになること」です。
最初は、水中でしか生きられない魚類でした。水中で酸素を取り入れるにはエラ呼吸が必要です。
やがて、進化により少しなら陸に出られるようになった者がいます。それが両生類です。でも基本的には、水辺でないと生きられません。
やがて、進化によりほぼ完全に乾燥に耐えられる者が現れます。爬虫類です。
☆爬虫類はなぜ乾燥に耐えられるのか?
爬虫類が乾燥に耐えられるようになった秘訣として、以下の2点が重要です。
✅爬虫類は、からだの表面(皮膚)がかたい鱗(うろこ)や甲羅(こうら)で覆われている。
これに対し、両生類の表面はぶよぶよしていて、常に湿ってないと生きられないのです。カエル、イモリ、サンショウウオを実物や動画で見て納得しておいてください。
✅爬虫類(と鳥類)の卵には殻がある
殻の中に水分を保つことで、乾燥した場所でも孵化(ふか。卵からかえること)ができるようになったわけです。
これに対し魚類や両生類の卵は、基本的に水中にあることが必要ですね。カエルの卵は見たことありますか?あまり気持ちの良いものでもないので画像は貼りませんが😝一度は自分の目で見て納得しておいてくださいね。
(続きます…)
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