続きです。その1はこちら。
☆小池知事の「イメージ戦略」に騙されるな!
世間では、小池知事はコロナ対策を「よくやっている」という風に受け止められているのではないでしょうか。
しかし、以上の8質問で見てきたように、データや行政文書などをきちんと検証すると、その実情はかなり杜撰で、政治的な思惑にのみ基づいた恣意的なものに過ぎないと言わざるを得ません。
言うまでもないことですが、感染症対策というものは、科学・疫学的根拠に基づいてなされなければなりません。
およそ政治というものは、実質を無視して「イメージ」「やってる感」などを目指してはいけないものであります。
ましてや、都民・国民の生命や健康に直接的に大きな影響を及ぼす感染症対策にあっては、実際にはうまくいっていないものをうまくいっているように見せかけたり、都民・国民の生命や健康を守ることよりもオリンピック利権や自らの選挙戦略などが優先されるようなことは決してあってはいけないものです。
小池都政のコロナ対策は、都民の生命や健康を弄ぶ極めて危険なものであるという疑いが極めて濃厚なのです。
現に、検査抑制のせいで都民の生命が犠牲になったと思われる悲惨な事例も確認できているように思えます。
非常に重要な問題です。
☆マスメディアは「社会の公器」の役割を果たせ
以上見てきたような問題を検証するには、本来は、テレビ討論会で候補者同士が議論するのが最善だと考えます。
ところが、これまた極めて異常なことに、今回の都知事選ではついに一度もテレビ討論会が行われないまま投票日を迎えようとしています。
宇都宮けんじ先生は今回で3回めの都知事選出馬ですが、過去2回の出馬においては、いずれも4~5回程度はテレビ討論会があったとのことです。
テレビ討論会が一度も行われない都知事選というのは、極めて異常な事態です。
やむを得ず、次善の策として、公開質問状という形をとることにしました。
言うまでもなく、コロナ対策をどうするのか、第2波・第3波にどのように備えるべきなのか、ということは今回の都知事選の最重要の争点です。
小池知事におかれましては、誠実に回答してほしいです。
8つの質問の中には、極めて重大な内容のものも含まれます。
現職知事としても候補者としても、誠実に回答する義務があると考えます。
(続きます…)
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