連載物です。最初の記事はこちら。
✅2020年7月27日、石原慎太郎が次のようにツイートし非難轟々となっています。
業病のALSに侵され自殺のための身動きも出来ぬ女性が尊厳死を願って相談した二人の医師が薬を与え手助けした事で「殺害」容疑で起訴された。武士道の切腹の際の苦しみを救うための介錯の美徳も知らぬ検察の愚かしさに腹が立つ。裁判の折り私は是非とも医師たちの弁護人として法廷に立ちたい。
— 石原 慎太郎 (@i_shintaro) July 27, 2020
時代錯誤に過ぎるのでどこから突っ込んでよいかわからないのですが、特に看過し難いと感じるのは、ALSに対し「業病」という語を用いている点です。
業病(ごうびょう)とは、単なる「難病」という意味ではありません。
「前世の悪業による報いでかかるとされる治りにくい病気」
という意味です。
つまりこの発言は、ALS患者の人格を著しく貶めるものであり、極めて許しがたい発言です。
RADWINPS野田のみならず、こんなクズツイートにも2.6万いいねもついてしまうヘルジャパン💢
石原慎太郎は東日本大震災を「天罰」だと抜かした前科もあります。私は東北の生まれです。決して許すことはできません。「天罰」だの「業病」だの、とても日本語を扱う人間のする発言とは思えません。
学歴や経済力だけでなく、障害や病気の有無、はたまた天災に遭うことまでをも「自己責任」と考えていることが言葉の端々から漏れ伝わってきます。強く非難されて然るべきであるとともに、このような一連の発言が一定の支持を得ているという事実を強く憂慮します。
(つづく…)
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